2050年にプラスチックが魚の量を超えます

専門委員会が「プラスチック削減戦略案」を了承

ペットボトルごみ

環境省が提示する「プラスチック資源循環戦略」の案が、国の専門委員会で了承されました。 内容は次の通りです。

レジ袋有料化の義務化

すでにレジ袋を有料にしている店舗もありますが、その判断は事業者任せになっています。2020年度以降、コンビニやスーパーなど一律で有料化します。

バイオ素材のプラスチックの利用

2030年までに、植物由来のバイオプラスチックの国内利用量を200万トンに増加。段階的に従来の石油ベースのプラスチック使用量を減らしていきます。

使い捨てプラの排出抑制(熱回収含む)

2030年までに、使い捨てプラスチックごみの排出量を25%削減。ただしこれには熱回収(サーマルリサイクル)も含まれています。 サーマルリサイクルとは、ゴミを燃やすことで回収した熱を発電など別の形で利用すること。

日本ではリサイクルに入りますが、海外では一般的ではありません。石油由来のプラスチックを燃やすとCO2が排出され、地球温暖化につながるからです。

専門家からは「熱回収を許容すれば『プラごみは燃やせばいい』ということになりかねない」、と批判の声が上がっています。

現在、国内で有効利用されるプラスチックごみの57%は、熱回収として焼却されています(プラスチックのリサイクル 20のハテナ)。

来年開かれるG20サミットにおいて、各国からサーマルリサイクルへの指摘が予想されます。 この戦略案は、パブリックコメント(意見公募)が行われたのち、2019年1月に決定される方針です(日本経済新聞 Nov 2018)。