人体に影響はないの?

海洋生物にとっては頭の痛い話しですが,自分は大丈夫とか思っていませんか?

もしあなたがシーフード(あるいは海塩)を食べているのなら,あるいは飲料水を飲んでいるなら,いくらかのプラスチックを摂取している可能性は大いにあります(EFSA CONTAM Panel 2016, The Gardian 2017).

プラスチックが混入したシーフードは体に悪いのでしょうか?実はまだよく分かっていません.プラスチックが体に良い物ではないことはたぶん確かですが,シーフードを食べることで摂取する程度のプラスチックに含まれる化学物質(添加剤と吸着した汚染物質)が,ただちに人体に影響を及ぼすことはないと専門家は見解を示しています(FAO 2017).ただし,マイクロプラスチックに付着する病原菌については考慮されていません.

もっと心配なのはマイクロプラスチックよりもむしろナノプラスチックです.食物連鎖を通して容易に人間に渡ってくる可能性があるからです(Mattsson et al. 2017).マイクロプラスチックとは異なり,ナノプラスチックは消化器系を抜け出して,免疫系や脳などの他の構体系に入り込む可能性があります.なので今後もナノプラスチックからは目が離せません.

1つ忘れてはいけないことがあります.これから数年〜数十年の間にもマイクロプラスチックやナノプラスチックの量は増大することが予想されています.将来的には,あなたが食べるシーフードから摂取してしまうプラスチック由来の化学物質の量が,あなたの健康に害を及ぼすレベルにまで増えてしまう可能性を潜在的に秘めています.

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