2050年にプラスチックが魚の量を超えます

全7種のウミガメからマイクロプラスチックを検出

泳ぐウミガメ

3つの海に生息している全7種、100頭以上のウミガメの胃の中から、マイクロプラスチックが検出されたことがわかりました(Duncan et al. 2018)。

エクセター大学とプリマス海洋研究所は、グリーンピース研究所の協力のもと、大西洋、太平洋、地中海に生息するウミガメを調査。調査された個体は浜に打ち上がったものや漁業網等で混獲されたもの。

全7種102頭からマイクロプラスチックを含む合成の粒子(大きさ5mm未満)が見つかりました。

102頭全てのウミガメの胃腸から出てきた合成粒子の大部分(65-85%)が繊維状で、衣類、タイヤ、タバコのフィルター、ロープや漁網などに含まれているものです。

今回の調査では合計で800を超える合成粒子が検出されました。ただ、腸の一部を検査しただけですので、消化器官全体で考えるとその総数は約20倍に上るだろうと推定されています。

最も多くの合成粒子が見つかったのは、地中海に生息しているウミガメ。地中海は大西洋や太平洋よりもプラスチック汚染率が高いと考えられています。

しかし、今回得た合成粒子のサイズや調査方法では、地理的な比較を詳しく行うことはできませんでした。

過去数年にわたって行ってきた同研究所の調査では、海の食物連鎖の底辺にいる動物プランクトンから魚の幼生やイルカ、ウミガメまでかなり多くの種でマイクロプラスチックが見つかっています(PHYS.ORG Dec 2018)。