2050年にプラスチックが魚の量を超えます

野生のオットセイの糞からマイクロファイバー

オットセイの群れ

野生の南アメリカオットセイの糞から、プラスチックのマイクロファイバーが見つかりました(Perez-Venegas et al. 2018)。発見したのはジョージア大学の研究チーム。

研究チームは2015年12月から翌年3月にかけて、チリ南西部のグアフォ島遠方に生息する51頭のメスの南アメリカオットセイの糞を調査。

糞の中の無機物を溶液で溶かし、残った微細なプラスチック片のみを分析しました。

その結果、サンプルの67%から大量のマイクロファイバーが見つかりました。 マイクロファイバーは主にポリエステルやナイロンで、大きさにして1mm未満のプラスチックの繊維です。

洗濯後に排水されると、どんなに徹底した下水処理を行っても、一部は海まで流れ出て、多様に存在する汚染物質を吸着してしまう可能性があります。

マイクロファイバーが哺乳動物に悪影響を及ぼすのかどうか、十分な証拠はまだありません。しかし、いくつかの研究では、魚の形態学的変化(器官や組織が目で見てわかるレベルで変化していること)が報告されています。

ジョージア大学の研究員であるMauricio Seguel博士は、「今、プラスチック汚染がどの程度広がっているか調査しています。こうした目に見えないプラスチックが拡散している要因や、南極の動物にとってこれが何を意味しているのか理解したい」と話しています(PHYS.ORG Nov 2018)。