プラスチックの時代

プラスチックは,私たちの生活のあらゆる所に浸透しており,もはやプラスチックなしの生活は考えられません.

世界中どこを探しても,プラスチックごみが見つからない海は,おそらくもう存在しないでしょう.外洋の表層から深海の海底,北極の氷の中,あるいは地球上で最も遠い無人島のビーチでさえ,いたる所に大量のプラスチックごみが見つかります.

現代を「プラスチックの時代」といい,私たちは「プラスチック世代」と呼ばれます.プラスチックは,私たちの生活のあらゆる所に浸透しており,もはやプラスチックなしの生活は考えられません.

しかしプラスチックがごみとなって海に入ったとき,それは21世紀における最も深刻な環境問題の1つを引き起こしています.

海洋ごみ
海洋ごみ

まだまだ低い日本での問題意識

日本は,恐ろしいほどプラスチックであふれています.特に使い捨てプラスチックの量は尋常ではありません.お菓子ひとつとっても,クッキーを1枚ずつ,せんべいを一枚ずつ,丁寧にプラスチック製の袋に入っています.あけて食べて,速攻でごみ箱行きです.

日本は,おもてなしの文化なのか,お土産文化の影響というか,「包装」につかうプラスチックの量がものすごく多いと感じます.

欧米諸国では,いくつもの団体が積極的に海洋ごみ問題について声を上げています.事実,欧米では,国レベル,州レベルで,使い捨てプラスチックの禁止,マイクロビーズの製造中止,プラスチック製のレジ袋の廃止といった予防策を取り始めています.一方,日本ではまだ海洋のプラスチックごみ問題に関する関心は比較的低いのが現状です.

海洋ごみ

英語では,インターネットで「海洋ごみ(marine litter, marine debris),プラスチック汚染(ocean plastic pollution)」などについて調べると,大量に情報がでてきます.海洋ごみ問題に特化した組織グループがとても数多く,また活発で,役に立つ有益な情報をブログやメディアを通して発信し続けています.

しかし,日本語で「海洋ごみ,海洋プラスチックごみ」と検索しても,『読むだけで大変に勉強になった,よくわかった』という海洋ごみに特化したウェブサイトにはなかなか出会えませんでした.それがこのサイトを作るきっかけになりました.海洋プラスチックごみ問題は,日本だけの問題ではなく,世界中の問題です.いま目の前にある,本当に解決しないとまずい問題です.

このウェブサイト「プラスチックの海」を通して,少しでも多くの方に,海洋ごみ問題,プラスチック汚染について関心を高めてもらうことが出来れば,これ以上の喜びはありません.

管理者プロフィール

はじめまして!ワカモリです.もともと海の生き物が好きで,この業界に足を踏み入れました.現在は国内の研究所で海の生態系について研究をしています.海洋ごみに興味を持ったきっかけは,ある水族館で,海洋ごみに関する展示をみたときです.ウミガメの胃袋から見つかったたくさんのポリ袋が頭から離れませんでした.このウェブサイト「プラスチックの海」を通して,少しでも多くの方が海洋プラスチック汚染に関心を持つことを願っています.

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